36.湾岸戦争10年とクルディスタン

  湾岸戦争から10年がたった。
あのころは、パリのジェトロで産業調査員というのをやっていていたが、
日本からの客がばったりこなくなった。

  イラクのフセイン大統領の重病説なども流れたが、いまのところ、健在のようである。
世界中から非難されながらもしぶとく生き残っている背景としては、
イラク国家の混乱を各国とも望んでいないということがある。

  イラクの弱体化はイランの台頭を招く可能性が強い。
また、イラク国家が瓦解してトルコやイランとの国境に広がるクルディスタンの独立運動に
火がつくと、トルコが大混乱になる可能性が強い。

  クルド人の人たちの独立への意志は明らかだし、その権利もあるのだが、
影響があまりにも大きいのでみんな躊躇している。

  いまだ、世界では民族自決とかいっても、各国の都合が悪くなると、
曖昧にしてしまうのが現状なのだ。

  それから、パレスティナ問題でのイスラエルの暴挙もフセインの立場を助けている。
また、もともとフセインと友好関係にあるフランスも、
米国の目を盗んで再接近策を試みている。

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