37.二世政治家の対立候補を応援しよう 米国ではブッシュ新大統領が就任し、フィリピンではエストラーダ大統領が失脚し
アローヨ副大統領が昇格した。
祝福したいところだが、二人とも二世だというのが気になる。日本でも二世政治家全盛だが、理由を考えてみると、
単に地盤を引き継げるというだけでなく、皮肉なことに、
政治不信のなかで二世の方が政治家っぽくないのが評価されているのだと思う。
政治家になろうとすれば、かなり厳しい修羅場を潜らねばならないのが普通である。
ところが、二世は親の組織をそのまま使えるから、
ある種の「普通の人」的雰囲気を維持できるのであり、それが好感を持たれるのだろう。だが、二世政治家があまりにも多いのは、民主主義にとって危機である。
かといって、規制するのも難しいのだが、二世政治家が受けるメリットとデメリットが
バランスよくあるべきであろう。たとえば、二世政治家は、親の地盤とか良いイメージだけを享受することが多い。
これがおかしいのだ。
親の地盤を引き継ぐ以上は、マイナス・イメージも甘受すべきである。
スキャンダル、政治的実績、人格などを厳しく非難されても仕方ないし、
それに対して自分のポジションを明確にすべきである。
「親の悪口は言えない」というなら、その選挙区で立候補するのをやめるべきだ。
あるいは、親の支援者や組織は使 うべきでない。たとえば、田中真紀子が、田中角栄のプラス・イメージや
地盤だけ活用するなどというのは、許されない。ひとつの提案としては、二世議員の相手方を支援する運動組織でもあると面白い。
女性候補を支援する「ウィンの会」とかいうのがあって、
私の友人も頑張っているが、二世候補を禁止するというわけにもいかないし、
常に否定されるべきでもないが、少しハンディをつける仕組みはあってしかるべきだろう。
それで、初めて公平なのだ。36.湾岸戦争10年とクルディスタン MENU 38.省庁再編と市町村合併 © 2001 Kazuo Yawata . All Rights Reserved.