54.建国記念日・天皇誕生日をやめて2月11日を皇室の日に

  制定されてずいぶん年月が経つのに、「建国の日」には賛否両派の集会で
国民上げてお祝いということにはならないのは残念だ。
私はこの問題については、この「建国の日」と「天皇誕生日」を統合して、
2月11日を「皇室の日」にしてはどうかという意見である。

  なにしろ、神武天皇が橿原神宮で即位したとされている日を建国記念日としながら、
歴史の教科書ではほとんど何も教えないという矛盾した国のあり方が現実にある。
また、海外の大使館などで現地の有力者や在留邦人、それに諸外国の外交官などを招いて
華やかな招宴を行う「ナショナル・デイ」を日本の外務省は天皇誕生日としている。
これも、本来なら建国記念日であるべきなのだが、政府も腰が引けているのである。

  そして、天皇誕生日については、御代ごとに祝日が変わるという面倒がある。
しかも、今上天皇の誕生日が12月23日というクリスマス直前で、
お祝いの行事をするのに不便だという問題もある。
それに、明治天皇の誕生日は文化の日、昭和天皇の誕生日は緑の日として残したが、
大正天皇の誕生日は何でもないし、今度は今上天皇の誕生日は将来において
御代が変わったときにはどうするのかなどと余計なことを考えなくてはならなくなる。

  そこで、ひとつの考えとして、2月11日を「建国記念日」でなく「皇室の日」にし、
御代ごとに変わる天皇誕生日を止めてこちらを海外の大使館などでの
ナショナル・デイにするというのはどうだろうか。
英国でも本当の誕生日とは関係なく6月第1ないし第2土曜日が
常に女王(国王)誕生日とされている。

  建国神話については、皇国史観的な粉飾から離れて、
素直に皇室のご先祖についての伝説だと割り切って、
メイフラワー号がマサチューセッツに上陸したピルグリム・ファーザーズ・デイや
コロンブスがアメリカ大陸を発見したコロンバス・デイのように
お祝いをするというのがよいのではないか。
詳しくは「日本の国と憲法  第三の選択」

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どうすべきだったか
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