64.速水・橋本不況と呼ぶべきかも

  日銀がまた金利を下げた。
どうみても、政府の反対を押し切って、昨年の8月に日銀がゼロ金利を解除したのが
間違いだったのが明らかになった。
これに対して、その後の状況が思わぬ方向に推移したためであって、
結果論で批判するのは間違いだという意見もある。

  たしかに、結果論でものをいうのはよくないということはフェアでないこともある。
しかし、今回は違う。
あのとき、宮沢蔵相や堺屋経企庁長官は、きちんと、予測を示して反対したのだ。
それに対して、速水日銀総裁は、「デフレ懸念などもうない」と言い切った。

  最近の経済の展開は、当時、反対派が危惧したとおりシナリオのものである。
理由まで説明された批判がそのとおりになったのだから、いいわけはおかしい。
日銀の完敗である。

  また、森内閣になってから景気対策から財政再建へシフトしたのも間違っていた。
まして、橋本元首相を入閣させてますますそちらへの傾斜を強めた。

  今回の不況は、後世に於いて、速見・橋本不況と呼ばれるのでないか。

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