71.桂離宮のコピーをつくったら

 USJの開場で大阪のホテルは夏休み期間中すでに予約で満員だという。
観光振興には地道な努力も必要だが、数をこなすには超弩級の施設がどうしても必要だ。
京都の観光もたいへんだが、私の提案は、
桂離宮の隣接地にコピーをつくったらどうかというものである。

 京都には第一級の観光資源でありながら、常時一般公開をしていないものが結構多い。
そのなかには、西本願寺飛雲閣のようなものもあるが、
やはり、御所、修学院離宮、桂離宮が御三家である。
これらをいつもオープンにするのは難しそうだが、
それなら、隣接地にコピーをつくったらどうか。
修学院離宮は地形の制約もあるが、桂離宮については真剣に考えてよいのではないか。
あれだけ有名でありながら実際に見た人は少なく、観光政策の上だけでなく、
日本的な美意識への意識向上の上でも残念なことである。
 本物は研究者など限られた範囲で公開するとともに、
できれば、展望台か何かから遠望できるようにすれば一般観光客も満足する。
その一方で、コピーは修学旅行客なども含めてたくさんの人数を呼び込めるし、
茶会などにも広く使える。

 しかも、コピーをつくることは伊勢神宮の遷宮と同じように
伝統的な技術保存の絶好の機会でもある。

 いろいろ新しい美術館など工夫をしても、やってみなければ客が来るかどうか分からない。
しかし、桂離宮のコピーなどというものなら、ほとんどリスクもない。
専門家にとっては面白くないかもしれないが、こういうもののほうが実質的だ

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