73.田中知事と土木部長

  長野県で田中知事のダム凍結発言に異論を挟んだ土木部長が国土交通省へ
帰されることになり論争になっているので感想を書く。

  かつて滋賀県では財政難を理由に国の補助金がついた事業を凍結し
補助金を返還したところ、建設省の怒りを買い
その後遺症は今に至るまで残っているといわれる。
建設省の言い分も理解できるところもあるが、当時の滋賀県としては
やむにやむ得ざる状況だったわけで、建設省に分がある話ではない。

  今回の長野県についても、国土交通省はもう少し度量をもつべきである。

  しかし、土木部長が専門家として、知事の方針に疑問を持っていることを表明するのは、
技術者として当然である。
そのことを、「反逆行為」として袋叩きにする一部マスコミもおかしい。
技術者の良心とその表明の自由はそれはそれで貴重なものである。
もちろん、国土交通省からの出向だから帰ることを知事が命じるのは構わないが、
これがプロパーなら配置換えはあっても辞めろとはいうべきでない。

  また、知事の方針については、私も知事の考えに分があると思うし、
いったん凍結まではいいとしても、完全に辞めてしまうというなら
もう少し議論を重ねるべきだろう。

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