150.大阪五輪への政府の支援のなさは遺憾 

  大阪五輪の落選は残念だったが、くじけることなく、
次のチャンスにチャレンジして欲しい。
ともかく落選したという結果を持って、
最初から立候補したのが間違いだったというような人がいるようでは
大阪はいつまでたっても駄目だろう。

  落選の理由は、第一に北京が立候補したとたんにやる気をなくしたこと、
第二に国の支援が不十分だったこと、第三に日本経済の状況である。

  日本人は50%の確率がないとやる気を持たない悪い癖がある。
北京には人権など悪い材料が出る可能性があったのに、なかば諦めてしまった。
五輪の誘致には国威がかからなければ無理であるし、
財政問題などについても国が本気でなければ各国は心配である。
そもそも大阪が先行していたのにもかかわらず北京が立候補したのは、
政府やIOC委員がそれほど熱意がないと見たからだという説もある。
愛知万博についてもいえるが、今後も東京以外でのイベント誘致について
国が無責任な態度を続けることは許されまい。
名古屋五輪の時もその当時の外務大臣が「ソウルの方が外交上はいい」と
暴言を吐いたとも伝えられたが、
今回も田中外務大臣が北京にエールを送ったのはふざけている。

  これからについていえば、北京の次にまたアジアでというのは現実的でない。
しかし、それ以降につなぐためにも、次回、立候補するか、
あるいは一回お休みするかはともかく、
次に日本でやるなら大阪という気持ちと体制は失わずにいて欲しいものである。

  また、今度は、京都や神戸も巻き込んで
オール関西でバックアップされるような体制ができるほうがよさそうである。

149.ミネラル・ウォーター
の流行に思う
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