158.明石署や市役所に責任を負わすのは適当か

明石の事故で、当事者である明石署や明石市役所のお粗末さへの批判が高まっている。
しかし、私は、この非難は的を得ていないように思える。
第一、どちらかが明白な大チョンボをやったというならともかく、
数多ある警察署や市役所のうち明石だけが片方ならともかく
両方とも際だって無能で無責任であるなどということがありうるはずがない。
つまり、この事故は、たまたま、明石で起こったというだけのことで、
どこでも起こりうることだったとみるべきである。

  それでは、なにが問題なのかといえば、
十万人超えるような群衆の警備にはかなり特殊なノウハウが必要とみるべきである。
そのノウハウをすべての警察署で持つことなど不可能であるし、
可能であるとしても無駄である。
こういうのは、兵庫県警、あるいは近畿警察管区でプロ集団がいて、
それが、どこのイベントでも出っ張って計画を立て、指揮すべきである。
あるいは、民間会社がノウハウを持って警察も含めて指揮をすべきかもしれない。

  こういう事故の責任を、末端のチョンボといってしまえば楽である。
それなら、兵庫県警や警察庁、総務省などの責任にはならないだろう。
しかし、本当の責任者は彼らなのである。
時代が変わって、小さな町でも大きイベントが開かれるようになっているにもかかわらず、
社会システムがついていけないのは突き詰めていえば政治が悪いのである。

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