182.京都駅ビルと商店街

  KBSの「どうする京都21」の司会をしました。
テーマは京都駅ビルです。
司会という立場上、いえなかったことも含めて何回かに分けて掲載します。

  使い勝手については、もっともっと改善の余地があると思います。
とくに、方向案内については、構造が複雑なだけに
分かりやすくしつこいくらいの表示が必要でしょう。
タクシーやバスの乗り場に行く道に屋根がついていないのは大問題です。
建築のデザインとの関連で難しいようですが、
これは、市民や訪問客からのご意見がたくさん寄せられれば
思い切った改善への建築家サイドとの交渉も可能になると思います。
意見をどしどし寄せていただくことをお奨めします。
七条の商店街については、鶏が先か卵が先かというところですが、
現状ではご近所の住民以外にアピールするお店が余りないのではないでしょうか。
この商店街は、市電時代には、車窓からみて面白そうな店があると
降りて買いに来てくれる人がいました。
ところが、市電がなくなってから普通の近隣商店街になってしまいました。
わざわざ駅から足を運んでもらうためには
その動機になるような特色ある先導的な店が必要です。
みんなで協力してどうのこうのというよりは、
「出る杭」というべきパイオニアが求められるように思います。
10軒もそういう店があれば必ず変わります。

  ひとつのコンセプトとしては、「癒し」はどうでしょうか。
両本願寺もあることですから、仏具屋さんなどだけでなく、
人生相談や占い、ハーブ、お茶やコーヒー、アロマテラピー、サウナ、
ほかの宗教も含めた宗教系の本を多く扱う本屋さん、精進料理などなどのお店が多いと、
観光客や修学旅行生も惹きつけられないでしょうか。
また、奇麗なトイレ(これが大事なのです!)が充実した大駐車場も欲しいところですし、
西本願寺など文化財をもっと公開して欲しいところです。
とくに、書院や飛雲閣など伏見城や聚楽第の遺構を移築した物は、
いわば、国から寄贈を受けたものですから、
信者の寄進で建てたものとは由来が違うと思います。
成功例といわれる滋賀県の長浜の黒壁も
東本願寺別院の大通寺と駅を結ぶ道であることを思い起こして下さい。

  また、魅力的な飲食店の少なさも気になります。
京都の場合、祇園などにそういうものが集中しているのですが、
どこの町でも駅周辺にもある程度はそういう集積があってもいいのではないでしょうか。

181.通産省の同期会   MENU   183.都道府県の境は
どうして決まっている
© 2001 Kazuo Yawata . All Rights Reserved.