192.ニューヨーク同時テロ事件・ただちに首都機能分散を(その3)

  引き続き、本件についての感想をいくつか。

  この事件への米国の対応には、どうかと思うことも多々あるが、
少なくとも、政治家や大きな団体などの責任者は軽口をたたかぬほうがよい。
なにしろ、パールハーバーとの類似、広島・長崎との比較など微妙なところであり、
米国世論がナーバスになっている時期に余計なことをいうことは
対日感情に変なイレギュラーバウンドを起こすことがありうる。
「報復攻撃やめろ」といったことを決議したりした団体もあったが、変にとられかねない。

  報復攻撃については、主張すべきことは、ひとつである。
「米国の国内世論対策のためなら反対」ということである。
ただし、政府はヨーロッパなどと連携して内々にいう話で
表では米国に協力でいいのではないか。

  今回のビル崩落は、二棟とも崩れたことがショックである。
一棟だけなら「打ち所が悪かった」という説明もないわけでもないが、
二棟ともとなると、高層ビルはそんなものだということであるし、
あまり重要な機能は入れない方がよいということである。

  それから、非常階段を使った避難にあれだけの時間がかかることにも困惑する。
非常階段の通行可能量の見直しが必要だし、その結果は、
高層ビルの安全性に根本的な問題があることを示唆することになるだろう。
数階建てのビルと超高層ビルと同じ程度の幅の階段しかない現状に慄然とする。

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