226.京滋と高速道路建設

  あるテレビ局から滋賀県の人口増加の理由を聞かれたので、
道路の充実につきるといっておいた。

京都から滋賀県に入ったとたん道が良くなるとは多くのドライバーの実感だが、
高速道路についての差はとくに顕著である。

  名神高速道路に六つ、北陸自動車道路に三つのインターチェンジを持ち、
県内の大部分の土地に高速道路から短時間で到達できるようになっているのだ。
県内七市の市役所からでも、近江八幡を除けばいずれからも
一〇分以内でインターチェンジに到達できる。

  それに対して、京都では、名神のインターはわずか二箇所。
そのほかの、京滋、京奈和、丹後・丹波へ向かう京都自動車道は、
いずれも、部分的にしか開通していないし、
第二名神、京都中心部へ入る京都高速道路は構想にとどまっている。

  もし、これらが、開通しつながれば、京都も道路交通僻地から脱出できるのだが、
小泉首相の道路公団民営化構想が貫徹されると、
新しい交通体系はつぎはぎだらけのまま放置されることになる。
公団の経営合理化とインフラ整備は本来別問題であるはずが、
財務省の裏工作に踊らされて財政再建のためには国の将来など
どうなって構わないという浅はかな政治家、知識人が混乱をもたらしている。

  もちろん、いちど決めた計画が再検討されることがあって悪いわけはない。
たしかに、北海道などでは、これまでの高速道路とは
違った新しい形がありうるところもないわではない。
しかし、大部分の計画は間違っていないと思うし、微修正するにしても、
そのことで、必要な工事まで遅れては国民経済の上でも損失が大きい。
いちど、立ち止まって再検討などまったく無意味であり、
無責任な足して二で割ればこと足りるという態度であろう。

225.朝日・読売両新聞が
田中外相の交代を要求
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