265.賃下げは正しいか

  今年の春闘では賃下げ容認の流れとなるようだ。
しかし、原則論をいえば企業が賃下げをすることは日本経済にとって正しくない。
日本の賃金は高すぎるという議論が盛んだが、
それは、円が過大評価されているからであり、
円安によって解決すべき問題である。

  ただし、それでも賃金引き下げが正しい場合もある。
それは、金融機関などのように各産業間の比較において高すぎる産業の場合である。
もうひとつは、年功序列などで中高年の給与が
実際の働きより過大に評価されているのを修正することである。
また、リストラする替わりに賃下げという選択はあるだろうが、
その場合には勤務時間が短縮されるべきである。

  賃下げで為替レートの不具合を解決するということは、
年金生活者、不労所得者などを優遇しサラリーマンに損をさせるということを意味する。
それが正しいのだろうか。

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