290.「京都知事選挙テレビ討論会A」

 日曜日の討論会についていろんな意見が寄せられているが、ここでは、技術的なこ とについて少し解説をしたいと思っています。
   討論の進め方については、両候補を不公平に扱うということはなかったと思ってい ます。実は、スタジオではコマーシャルの時間などに、両候補のどちらにも聞こえる ように、「下を向くな」、「ごたごた細かく反論するな」等々のアドバイスなどする など番組を面白くするためにいろいろ努力しているのです。
 ただ、森川候補に対する質問がやや厳しいものでなかったかという声もあるのです が、山田候補があまり新しいことは約束していないことから消極的な姿勢を一般論的 に問われるのに対して、森川候補は具体的実現性を問われたことの結果でないでしょ うか。
 山田候補の方は、選挙を通じていろいろ約束すると、それにしばられて財政支出が 必要であり、本当にやりたいこともできないという気持ちがありそうです。一理はあ るのですが、知事選挙が府民の府政への参加の貴重な機会であるとすれば、前向きの 姿勢とはいえません。
 一方、森川候補のおっしゃっていることひとつひとつは不可能なことではないので すが、やや食べ放題のレストランで食べられもしないほどの料理をテーブルに持って くるような観があります。かつての高度成長時代なら、それでもなんとかなったので すが、そうは行きません。痛みについてももっと語るべき時代でないでしょうか。
   それから、立候補予定者の発言を途中で遮るべきでないという意見もありました が、これは番組の趣旨についての説明不足だったように思います。各地で行われてい る公開の討論会などは、「反論」はされないことが前提になっています。その意味で は、都合がよいことだけをいってよいわけです。ところが、テレビ討論番組では、論 点を外していると見られた場合は、途中からでもたたかれる、そして、その横からの 攻撃に打ち勝たないといけないというところが醍醐味なのでないでしょうか。それが どう評価されるかは別ですが。

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