323.「中国統一と台湾独立(1)」
「ひとつの中国」に固執する北京と、台湾独立に傾斜しつつある台湾の対立の根は深い。この種の議論は入り口で互いの教条主義がぶつかり合うので詰めた議論にならないのだが、途中経過を飛ばして、仮に具体的につめるとどうなるかを考えるとなかなか楽しいし、それもいちどまじめに議論すれば教条主義的議論の不毛もわかってよいのではと思うのだ。そこで何回かのシリーズでこの問題を取り上げたい。
 
第一回は、中国政府高官に酒飲み話としてふっかけた議論である。ただし、このころは、台湾で国民党の政権だったころである。
 
「もし、台湾を併合するなら中国全土で自由選挙をやらないと国際世論は納得しないでしょう。そのときは、国民党にも本土で候補者を自由に立てさせなくてはならない。しかし、そんなことをしたら、あらゆる共産党政府への批判勢力が国民党に結集する可能性があるでしょう。ほんとに大丈夫・・?」
 
この問いには、「うーんん」とうなってあまり威勢のよい反論はなかった。

322.醍醐の花見に行って来ました

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324.中国統一と台湾独立(2)

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