327.「小泉首相の靖国参拝」
  靖国問題については、昨年の、6月15日、7月25日、8月7日(バックナンバ130、156、166)と三回にわたって論じている。それも合わせ参照していただきたいが、今回の参拝についての私の意見を書いておく。
 
  8月15日をやめて本日の参拝にしたこと自体は賢明でバランスの取れた判断だと思う。昨年、あのような形で中韓から批判されたからといって根本的に間違っていたと認めるわけでもないのにやめるのでは国の尊厳が保てない。そうしたなかで、日取りを春にしたのは正しいし、中韓などの反発は表向きはともかくもかなり緩和されるだろう。また、事前に中韓に相談などしても向こうも困るだけだろう。そうした意味で小泉首相の孤独な判断は適切である。
 
  ただし、根本の問題は、A級戦犯合祀をやめることである。中韓は8月15日はとくに好ましくないといっているが、それは末子末葉であって、問題の大半はA級戦犯問題なのである(国家護持とかなんとかは国内問題であって外交問題ではない)。閣内にA級戦犯関係者をかかえる小泉内閣は、問題の本質を避けて通っている。それが問題だし、早くその問題に決着を付けるべきなのだ。

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