340.東京人の贅沢が諸悪の根元
  
  国会で首都機能移転問題で賛成の堺屋太一氏と反対の石原慎太郎都知事を呼んで意見を聞いたと報じられている。
 石原慎太郎氏の議論は相変わらず無知なご隠居さんレベルだ。本当に彼がそういう立場の人なら一生懸命に説得しようという気もするが、彼は本当はいろいろ知っているはずだから嘘つきだというだけだ。
 官邸を建て直したのだから首都機能移転は不要というが、官邸を建て直すに当たって「首都機能移転が議論されているのに建て直しはいかがなものか」という議論が当時あったのを「たとえ首都機能移転があっても危機管理のためには移転先と東京とにダブルで官邸として使用可能な建物があった方がよいから無駄にならない」という理屈が使われた。それを官邸が完成したら新築したばかりだから移転はすべきでないというのではだまし討ちだ。こういう自分勝手な議論をするから東京は信用できない。
 東京は世界に比類なき首都というのが石原氏の自慢だが、それならどうして日本はこんなにひどいことになっているのか。
 最近、私は講演で、永田町や霞ヶ関の病気は、政治家や役人がビジネス・エリートと同じような贅沢な生活をしたがることにすべての原因が求められるという話をしている。ビジネス・エリートの贅沢も日本経済の競争力を弱めているが、まして、政治家や役人に大都会の並外れた贅沢な生活は不要である。それをやめさせられるのは、首都機能の移転でワシントン・タイプの政治行政に特化した都市をつくるしかないのだ。
  

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