346.瀋陽事件関係者の出国に思う
   瀋陽事件関係者が中国を出国した。日本政府は彼らの出国を最優先に要求したというが、馬鹿げている。別に一年や二年そのままでよいではないか。「命がけ」で脱出してきたくらいだから、最終的に北朝鮮に戻らなくてもよいなら少しくらい待っていただいてもどうということでない。中国にとっては長く時間がたつと面倒だろうが、日本は困るものでない。日本から問題を曖昧にしたままで出国を促すメリットはなんだったのだろうか。
 それにしても、世界のどの国も彼らに冷たいということはもっと報道もされるべきである。亡命先として希望していた米国も彼らを拒否した。韓国もウェルカムでもなさそうだ。中国はNGOの取り締まりを韓国に要求し、韓国もなんらかのかたちでそれに応えざるを得ないそうだ。
 日本のマスコミも、日本政府の「冷たさ」ばかりでなく世界の「冷たさ」ももっと報道しないと公正でない。
 今回の亡命者にしても、以前に亡命に失敗して北朝鮮に戻ったのに、また、出て来られたということは、本国送還されたら「死刑」とかいうことでないことを示している。
 北朝鮮問題は、できるだけ早くこの国を開放政策に向かわせるような国際協力が必要な段階だ。少数の住民の脱出などたいした問題でなく、何千万人もの国民全体をできるだけ早く異常な状態から少しでも人間らしい生活ができるようにすることが大事なのだ。

345.日本は捕鯨のために犠牲を払うべきでない

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347.カメルーンが教えてくれたこと

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