361.フランス敗退の理由は大統領選挙にあり
FIFAワールドカップで優勝候補が次々と負けている。その敗因のいくつかを探ってみた。
  ひとつは、ファンサービスなどにうつつを抜かしている国は駄目だということだ。フランスのようによせばよいのに韓国と直前の試合をしたり、カメルーンのようにキャンプ地の熱意にほだされてサービスしたりしているところは良い結果が出ていない。
  それに対して、日本や英国のように鉄のカーテンをひいて何をいわれようが試合優先というところは調子がよい。
  ファンサービスなども場合によっては気分転換になってよいこともある。しかし、今回のワールドカップは梅雨を避けるためにいつもより早く始めたこともあって日程がきつい。そんなときは、気分転換などより疲労を少なくすることが何より大事だ。そんなときに、余計なことに気を使うのは愚劣である。  
  フランス敗退の理由は、過度の達成感であろう。前回の大会で優勝し、欧州選手権でも優勝。さらに、英仏伊三国のリーグの得点王を出し、ジダンはレアル・マドリッドでヨーロッパクラブ選手権で優勝した。さらに、大統領選挙ではルペン反対の先頭に立って政治的にも国民的英雄になった。その意味では、ルペンの大統領選での健闘がフランス敗退の引き金を引いたという皮肉な結果となったのでないか。大統領選挙のあとでは、彼らはすっかりフランスのエスタブリッシュメントになってしまったのだ。

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