420.イラク問題についての大本営発表を憂う
  ブッシュのイラク攻撃に私もとうてい賛成できない。ただし、日本の一部のマスコミの報道は、反対する気持が先走りすぎて世界の大きな流れを掴んでいないのではないか。9・11テロ事件の遺族にも反対はあるだろうが、それが主流ではない。「報復では問題は解決しない」という遺族もいるだろうがそれは少数だろう。それを承知でそういう声ばかり報道されている。
 世界各国も米国の姿勢に戸惑っているが、それでも最後はやむなし、あるいはそうしようもないという雰囲気である。フランスにしても国連決議を求めているが、そのうえでならやむなしである。ロシアもイラクに対する早期の査察受け入れを厳しく求めているということは最後はやむなしということである。英国のブレアも米国に歩み寄った。ドイツはシュレーダー首相がドイツは参加しないといって参加するつもりらしい野党と激しい選挙戦を繰り広げているが、首相も米国を止めようというほどの気もない。アラブ穏健派は反対しているが、だからといってイラクの説得に対して無力である以上はたいしたことをいえないことをよく知っているし、サウジに至ってはアルカイダを育てたのが本当は自分たちである弱みがある。
 そういう事実は心地よいかどうかはともかくきちんと報道した上で自らの意見を論じるべきである。都合良い動きだけを報道して世論を誘導しようというのは戦争中の大本営発表と変わるところがない。

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