447.アフガンで有名な千田悦子さんの講演
  アフガニスタンでの活動で知られる千田悦子さん(国連難民高等弁務官事務所)の講演を聴いた。ご父君は京都の経済人で私もよく存じ上げている人だが、難民救済という仕事に銃声が聞こえる中で取り組んでおられる頼もしい女性である。
 「アフガニスタン祈りの大地」(清流出版)という本も出しておられるが、いまは、ジブチに勤務中とのこと。
 質疑応答のなかで日本の経済援助の使い方がおかしいのではという質問について、中国のは目立つものばかり、米国は軍事的な意図ありのなかで日本のものは地味だが実質的という意見をおっしゃっていたが、私も賛成。いってみれば賢くないが良い人も世の中に必要なのと同様に、難しく考えずに相手国の望むものをという国があってもいい。
  私が質問したのは、「米国の外交が無茶なのはその通りだが、イスラム教社会の後進性がひどいのもたしか。どうすればいい」といったことだが、千田さんの答は、女性の位置づけは考え方が違うだけでいちがいに後進性といえるか、ものごとをはっきりさせない日本のような文化風土の国の考え方のイスラム社会の近代化に役に立つということもあるのではというようなことだった。賛成するかどうかはともかくなかなか刺激的な議論だった。

千田悦子さんの経歴

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員。1962年、京都生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。1985年、日本のNGOのボランティアとしてソマリアへ赴任。帰国後、各種学校講師を経て、青年海外協力隊員として西サモアへ赴任。その後、ボストン大学大学院(公衆衛生学)、ハワイ大学大学院(ソーシャルワーク)修士課程修了。ハワイ州政府の児童保護課でケースワーカーとして働いた後、1996年よりUNHCRジュネーブ本部に勤務。ケニア・ダダブ事務所、アフガニスタン・カンダハール事務所のフィールド・オフィサーを経て、2002年2月よりジブチ事務所プログラム・オフィサー 

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