52.自殺の急増と子供たち

  いま、新しい教育問題の本を執筆中である。
小学生の子供を持つ父親をターゲットにしたものになる。

  そのために、いろいろ、調べている中で、あらためて自殺が増えていることに驚いている。

  そのなかで、公立小中高生の自殺も増加傾向にあって
1998年度には前年比44パーセント増の一九二人にのぼった。
ただし、自殺者の総数は32,683人であるから、それほどの数ではない。
192人の自殺者の内訳では、中学生が45人、小学生はわずか4人である。
原因は6割が不明としているが、中学生の場合では家庭事情によるものが2割を占め、
学校に原因する者は5人に過ぎない。
もちろん むしろ、調査の信頼性に問題はあるが、
あまり状況を深刻視することは間違いであろう。
最近、とくに増えているのは、経済の不振に起因する中年男性の自殺であり、
むしろ、いまや交通遺児の4倍にもなっている自殺遺児へのケアのほうが
より深刻な問題というべきだろう。

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首都機能問題で対談
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