86.口蹄疫が日本で流行したら準備万端?

  英国の総選挙が口蹄疫の流行を受けて延期になった。
人の移動を最小限にしようというわけである。
もう、ヨーロッパではパニック状態である。

  日本では、さっそく、EUからの肉製品の輸入を止めた。
個人的には、パルマの生ハムは大好物の一つなので残念だが、仕方ないことである。
しかし、他の分野での口蹄疫や狂牛病対策がいい加減なのに比べて、
輸入禁止だけは迅速なのは、農水省の顔が
ひたすら国内生産者を向いているからである。
EUはやりすぎと抗議しているが、「均衡を失した」措置であるのは間違いない。

  香港などでは、英国以上に口蹄疫などいくらでもあるという話があるが、
そうしたのは生産者と関係ないから知らぬ顔である。
もっと、きちんと飼料や人の出入りにも対策をたてたらどうか。

  ところで、農水省はもしも日本で口蹄疫が流行したら、
どういう対策をたてるつもりなのか。
ありうることは分かっているのだから、
もう、対策はできているはずだがどうなのか。

  英国の例に倣えば、農村への旅行は自粛だが、
日本では兼業農家が多いという特殊事情があるが、
そういう人たちには、職場への出勤を当分は止めてもらうのだろうか?
百万頭単位の家畜を処分しなくてはならないが、どうして焼却し、
埋めるのか当然に準備はできているはずだがどうか。

  もちろん農水省の問題だけでない。
伊吹危機管理大臣や地方自治体の責任でもある。
私はすでにテレビでも何回かやや控え目ながら警告したが、
パニックを起こさないように密かに準備されていて準備万端であることを信じたい。
(テレビであんまりいえないのは所沢のダイオキシン騒動以来、
テレビ局は慎重になっているため)

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