382.47都道府県高校事情
   ちょっと必要があって47都道府県別の高校事情を進学校とスポーツ有名校についてまとめてみた。

  九州では鹿児島のラサールを除き公立優位だったが、急速に私立が台頭しつつある。福岡では修猷館、福岡、小倉などの公立名門校がやや落ち目で久留米大付設がトップになった。柳川はテニスの名門。佐賀では教育県復活をめざして地元の建設会社が設立した弘学館が大成功。伝統的な進学校は佐賀西。長崎では私立の青雲が図抜けているが長崎東西南北各高校などもそこそこ。島原半島北部の国見高校はサッカーの名門。熊本は公立の熊本と済々黌が進学校で、九州学院の名門。大分では公立の大分上野丘、私立では岩田が進学校で大分舞鶴高校はラグビーの名門。宮崎は宮崎西、都城泉ヶ丘、延岡などが進学校。鹿児島のラサールは九州全土から秀才を集めるが県立の鶴丸も健闘。鹿児島実業は平成8年に野球部とサッカー部が全国優勝の快挙。
 中国では広島で公立校が進学校としては全滅状態で広島学院、修道、広島大学付属福山など私立に集中。岡山も岡山旭、岡山城東、岡山操山、津山といった公立が強かったが、岡山白陵など私立が台頭。倉敷工高は野球の名門で星野仙一の母校。岡山東商は平松政次で選抜優勝。山口は下関西、徳山、山口、宇部など公立が進学校として有力。柳井、下関商が甲子園で優勝したことがある。鳥取、島根では松江北高校がトップで出雲が続く。江の川が甲子園で活躍するが広島など県外勢が主体。
 四国では香川の高松が全国の公立高校の雄で、丸亀や私立香川大手前が続く。高松商、尽誠、丸亀商などは甲子園の名門。徳島は徳島城南など公立優位から徳島文理大付属など私立が台頭。野球は徳島商、池田が全国的名門。徳島海南はジャンボ尾崎と上田正治の出身校。愛媛の松山商業は甲子園で大活躍の名門。愛光学園は西日本一円から秀才を集める。松山東は大江健三郎らの母校。高知では全国でも京都や広島と並んで私立優位の地域で土佐、高知学芸、土佐塾などが進学校。高知、高知商業、伊野商などが甲子園優勝経験あり。
 近畿では滋賀を除いて私立優位へ。大阪では公立の北野、天王寺、大手前などが名門だったが北野を除いて凋落。星光など私立が台頭。野球のPLや浪商、上宮、ラグビーの啓光、大工大付属などスポーツの名門も多い。兵庫の神戸は公立名門として知られたが灘、甲陽などに押されてみる影もない。神戸女学院は関西の私立女子きっての難関。播磨では姫路西がまだ健闘。報徳、東洋大姫路などが各種スポーツで健闘。奈良の東大寺学園は全国でも有数の進学校だが、奈良、郡山、畝傍など公立も健闘。奈良女子大付属は名門で、西大和学園も急躍進。智弁は甲子園の強豪校。京都では戦前、京都一中(洛北)、女学校の府一(鴨欣)などが全国屈指の名門だったが、早い時期からの総合選抜の導入で衰え、洛南、洛星、同志社など私立の完全優位。野球では平安が知られ、ラグビーの伏見工は平尾の母校。滋賀では大津にある膳所と彦根東が伝統的な進学校。八幡商業は近江商人の士官学校といわれた。比叡山、近江などが甲子園で健闘。和歌山では竹中平蔵も卒業した桐蔭高校は勉強も野球もできたが、いまは両方とも智弁和歌山の天下。野球では箕島高校が尾藤監督のもと全国屈指の名門になった。
 東海は公立優位が続くが私立も伸びている。三重では津、四日市、桑名といったところが進学校だったが、高田、暁、三重など私立が台頭。愛知は大都市にもかかわらず公立優位が続き旭丘、岡崎、時習館、一宮、明和、刈谷など全国的な進学校。私立では東海、滝、南山など。金城は名古屋きっての名門女子校で中学からの持ち上がり組を「純金」と称する。野球では中京高校(旧中京商業)、享栄、東邦、名電高など名門が多い。予備校の河合塾も名古屋が本部。静岡の進学校は静岡に浜松北、磐田南、清水東、富士、沼津東、韮山など。野球は文武両道の静岡と静岡商が宿命のライバル。サッカーは清水東など。岐阜では岐阜、大垣北、岐阜北、可児など公立高校の優位が続く。
 北信越に眼を移すと福井では高志、藤島、武生などの公立校が優位を保つ。石川では国立金沢大学付属、金沢泉丘、小松あたりが進学校。富山の富山、富山中部、高岡が三大進学校で全国の公立校でも名門として知られる。新潟は伝統の新潟や高田のほかに、国際情報の躍進も目立つ。いずれも公立。長野では長野、松本深志、上田、諏訪清陵、飯田、伊那北などが伝統校だが、私立佐久長聖も躍進。
 関東では北部では公立優位が続く。群馬では県立前橋、高崎、太田といったところで高崎は福田赳夫や中曽根康弘の母校。ここから福田は旧制一高に、中曽根は静岡高校に進んだ。栃木は公立の宇都宮がもっとも有力な進学校で栃木がそれに続く。最近では宇都宮女子も躍進中である。作新学院は春夏優勝経験もある。茨城では水戸第一、土浦第一といった公立高校優位だったが、江戸川学園取手や清真学園など私立も台頭。埼玉で浦和、川越、春日部、熊谷など公立高校優位であるのは、私立志望なら東京へ行くためであろう。山梨では甲府南、甲陵、駿台甲府などが進学校。神奈川は湘南など公立優位だったが、いまでは栄光学園、桐蔭学園、聖光学院、浅野、フェリスなど私立が優勢になった。原辰徳の東海大相模、松坂の横浜など野球も強い。千葉は県立千葉に東葛飾などが続くが、渋谷教育学園幕張など私立も台頭。習志野は甲子園優勝経験あり。私立船橋は駅伝などで知られる。東京では都立に入ること自体がそこそこ難しかったし、日比谷、戸山、西などが全国有数の進学校だったが、196 年に学校群制度ができて、優秀で経済力があれば私立にということになってまった。開成、麻布、武蔵の御三家のほか、新興のなど多数。女子校でも桜蔭は東大入学者ランキングでも上位。一方、慶応に代表されるように小学校からエスカレータ式に持ち上がることを狙って、あえて、国立有名大学コースからはずれることが、むしろ、エリートの条件になりつつある。東北では公立優位が続く。福島では福島、安積、会津、磐城。宮城は仙台一高、二校のライバル意識が激しい。石巻も名門。岩手は石川啄木らの母校である盛岡第一が図抜けた進学校で花巻北が続く。青森は青森、弘前、八戸の公立高が優位。三沢高校は太田投手で甲子園準優勝。山形東は受験校として重点強化され、米沢興譲館、酒田東がそれに続く。秋田では秋田、横手、大館鳳鳴。
 北海道の進学校は札幌北、南、西に旭川東、それに私立の函館ラサールや北嶺といったところ。北海は甲子園でおなじみ。沖縄では首里、那覇あたりが伝統校だが、近年は公立の開邦と私立の昭和薬科大付属が進学校。尚学園は甲子園で念願の優勝をとげた。

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